ドイツでひろうすを手作りしてみた! 当たり前が当たり前じゃなくなったとき。
ひろうすが買えないなら、作るしかない!!
ドイツでひろうす(がんもどき)作りに挑戦しました。
準備した材料はこちら。
・豆腐 300g
・人参 1/2本
・戻したひじき 20g
・たまご 1個
・タロイモ 1個
・塩、砂糖 少々
ひじきは今回は母が送ってくれたものを有難く使いましたが、後日アジア食品店に行ってみると乾燥ひじきを発見しました。(やった~!!)
レシピを見ると山芋、と書かれていたので粘り気のあるお芋を探してタロイモで代用。
お豆腐は、このTofu。
例のごとく木綿豆腐の10倍硬い豆腐は、ひろうす作りに持ってこい!
本来なら水分を抜くために水切りをする必要があるようですが、このお豆腐で作ると水切りの時間が省けます(笑)
実際には水切りをちゃんとしましたが、水分が全く出ませんでした。
野菜を切って準備すればあとの工程は3段階。
お豆腐を裏ごしする、材料をこねて成型する、揚げる。
シンプルに見えますが、ザルとスプーンを使って裏ごしをした時点で何度も心が折れました、、
お豆腐が硬すぎて全然崩れてくれない!!!
やっと裏ごしを終えて材料をこね始めると、感動がやってきます。
まだ食べていないのに、手で感じる感覚がひろうすの食感なのです!
そしてやっと出来上がったのはこちら!!!
おお、見た目はまさにひろうす!!
食べてみると、外はかりっと中はふんわり。
わたしの知っているしっとりとしたひろうすとは少し違いましたが、自分で作ると可愛らしく思えます^^
次の日にいただくと、出来たてよりも柔らかく、目指していた味と食感に近づいていました。
手作りしたひろうすは冷凍保存も可能です。
豆腐300gで16個もできたので、残りは冷凍しました。
煮ものにするときは解凍せずにそのままお鍋へ。
煮汁を吸って少し甘くなったひろうすは、まさにわたしが欲しかった味!!!
(写真右下)
白菜とルタバガ(西洋かぶ)と一緒に煮て楽しみました。
日本にいてひろうすをいつでも手軽に買うことができるなら、考えもしなかったであろう手作りひろうす。
手間ひまかけてひろうすを作ってくれている人たちに感謝した日でした。
当たり前だったことが当たり前でなくなったときになって初めてその有難さに気づく、という状況は人生の中で多々あります。
そして気づいたときにはもう遅かった、とういうことも。
自分にとって当たり前でごく普通のことが、本当はとても特別で幸せなことかもしれません。
当たり前のことも視点を変えて、色々なことに気づいていきたいと思います。
実家に帰ったら、母と祖母にひろうすを作ってあげよう。
今日も美味しくごちそうさまでした。