ドイツのクリスマスのお菓子たち
12月に入ってから、街にはクリスマスの香りが漂っています。
中でも、クリスマスマーケットやパン屋さん、スーパーマーケットにも並ぶたくさんnのお菓子はとっても魅力的。
そんなドイツのクリスマスのお菓子たちをレポートします。
◆Lebkuchen レープクーヘン
しっとり柔らかく、優しい甘さのレープクーヘン。
クッキーとケーキの間のような焼き菓子です。
甘味料には蜂蜜が使われていて、シナモンやアニスなどのスパイスが練りこまれています。
種類もお店やお菓子職人さんによってさまざまで、アーモンドなどのナッツ類、オレンジピールなどが入っているものもあります。
こちらの写真は焼く前のレープクーヘン。
焼きあがったらアイシングで絵を描きます。
大きさや形もさまざまで、子どもたちが嬉しそうに選んでいました。
◆Spekulatius シュペクラティウス(スペキュラース)
薄くてぱりぱりサクサクした食感のクッキー、こちらもスパイスがふんだん使用されています。
スーパーマーケットなどにも箱に入ったものが売られていますが、お勧めはクリスマスマーケットのシュペクラティウス。
シュペクラティウスの型をたくさん並べて、その場で作ってくれるスタンドがあるんです!
形に彫られている木製の型はとても芸術的で、飾ってあるだけでも素敵。
お味ももちろん美味しいのですが、何といってもその香り!!!
スタンドに近づくと、シナモンに加えたくさんのスパイスが合わさった香りが立ち込めています。
香りだけでお腹いっぱいになりそうな、街ゆく人の心をつかんで離さない特別な香りです。
その香りを嗅ぎたくて、何度もスタンドの前を通りました(笑)
もしブログで4Dができるなら、一番最初に投稿したい香りです!!
◆Baumkuchen バウムクーヘン
日本でも有名なバウムクーヘン。
日本のお店にはほぼ一年中売られているのではないかと思いますが、発祥の地ドイツではクリスマスの時期になると出回り始める季節のお菓子です。
写真のようにチョコレートグレーズのかかったものをたくさん見かけました。
◆Stollen シュトレン
真っ白な粉砂糖がまさにクリスマスを感じさせてくれるケーキ、シュトレン。
大きさや種類も豊富で、ナッツやドライフルーツをはじめ、バター、マジパンが入ったものなどがあります。
日本でシュトレンというと、”ドイツではクリスマスまでに毎日少しづつカットして食べられている” という迷信のような(?)ものをよく耳にしました。
本当なのかどうか確かめようとドイツの友人に質問していますが、今のところ食べ方にルールはないというのが彼らの答え。
クリスマスシーズンに食べるものであるのは確かですが、クリスマス前に食べようが当日であろうが過ぎてしまおうが構わないということでした。
でも、大きいから誰も丸ごと一日では食べないよね~と笑っていました。
確かに…(笑)
◆Mazipan マヅィパン(マジパン)
じゃがいもみたいな見た目だからじゃがいもマジパン?
ケーキの飾りなどに使われるマジパン、わたしは今までドイツ菓子だということもマジパンを単体でお菓子としていただくものだということも知りませんでした。
他のクリスマスのお菓子とともにマジパンがたくさん並んでいるのを見てびっくり。
マジパンはお砂糖とアーモンドのみで作られているお菓子で、何となく餡子を思い出させてくれます。
フルーツを象ったものや、ころころと丸い形のMazipankatoffel (じゃがいもマジパン?) という商品などが売られています。
◆Zimtsterne ツィムトシュテルネ(シナモンスター)
カタカナでドイツ語の発音を表すのが難しかったので不自然になってしまいましたが、Zimt = シナモン、Sterne = 星 の意味です。
その名の通り、シナモンが練りこまれていて星の形をしたお菓子。
少ししっとりしていて、ナッツ類などが使われています。
穀類が使われているものもありますが、お店によっては蜂蜜とヘーゼルナッツとアーモンドだけを材料に使っているところも発見しました。
アレンジレシピもたくさんあるようです。
見ているだけでもうきうきするクリスマスシーズンのお菓子。
普段はあまり甘いものを食べない人も、クリスマスのお菓子たちには目を奪われるはずです。
ざくざく入ったナッツやドライフルーツ、それに加えてスパイスの効いた香りがたまらない。
それにしてもドイツのクリスマスのお菓子、材料に使われているのはたくさんの種類のスパイスにナッツに果物、、意外と健康的?!
でも食べすぎには注意^^