【レシピ】亜麻仁ごはん Leinsamenはドイツの健康の種?かもしれない。
栄養たっぷりの亜麻仁。
実はドイツは亜麻仁で溢れているんです!?
【レシピ】亜麻仁ごはん
<材料>
・米 2合
・水 お米を炊くのに必要な分量
・亜麻仁シード 大さじ1
<作り方>
普段お米を炊くのと同じ要領で、亜麻仁を加えて炊くだけ!!
簡単ずぎてレシピと呼べるのかどうかわかりませんが、、亜麻仁の独特の香ばしさがほんのり漂って美味しいごはんになります!
若い胡桃のような香り、というのが今のわたしのベストな説明です。
ぱかっとしてココナッツミルクカレーと一緒にいただいてみたり。
亜麻仁はからだに良い油として最近注目を集めています。
その理由は、現代人が不足しがちなオメガ3系の不飽和脂肪酸、αリノレン酸が亜麻仁には豊富含まれるためです。
この不飽和脂肪酸は、脳に働きかけて鬱の抑制になったり、炎症やアレルギーを抑える作用があるとのことです。
体内で作り出すことができないため食品から摂取する必要があるオメガ3系の不飽和脂肪酸とオメガ6系の不飽和脂肪酸。
ふたつの脂肪酸の理想的な摂取バランスはオメガ3:オメガ6=1:4 だそうですが、現代の食生活ではオメガ6系を過剰摂取している傾向にあるそう。
亜麻仁はオメガ3系の脂肪酸が豊富なだけでなく、オメガ6系の脂肪酸とのバランスも理想のバランスに近いのです。
また亜麻仁に含まれるアマニリグナンは、抗酸化作用があり、体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることで知られています。
そして種には食物繊維が豊富!
日本では種よりも亜麻仁オイルの方がたくさん出回っているようですが、せっかくならば種ごといただいて食物繊維も、、、
なるほど、亜麻仁は小粒でぴりりとすごい!!
ドイツで亜麻仁の種に初めて気が付いたのは夏のこと。
朝食によばれてシリアルをいただいたときに、見たことのない胡麻のような小さなぷちぷちを見つけました。
その後スーパーを探検してみると、いたるところに亜麻仁、亜麻仁!!
例えばこんなものを見つけました。
左から、亜麻仁シードがたっぷり入ったパン。
ずっしりしっとりしています。
中央はクラッカーのようなパン。
ひまわりの種や胡麻と一緒に亜麻仁がたくさん。
右はシリアルです。ドイツ語ではMüsli (ミュズリ) と呼ばれています。
原材料の表示には、亜麻仁シードが11%含まれていると記載がありました。
そして、亜麻仁シードの山。
ごまよりも遥かに大きな顔をして陳列されています。
ドイツでは、ごまを見つけるよりも亜麻仁を買う方が10倍簡単(笑)
※ごまと亜麻仁は同じ種子類で似ていますが、栄養価は全くことなるようです。
日本アマニ協会のホームページによると、ドイツの人の亜麻仁の摂取量は年間約1kgにも上るそう。
ドイツの人たちがどの程度栄養価を意識して食べているのかはわかりませんが、亜麻仁は人びとの健康を支えていると言えそうです。
わたしもさっそく亜麻仁と胡麻をきな粉ヨーグルトに加えて毎朝いただいています。
ちなみに亜麻仁ごはんに使ったお米はこちらの Milchreis ミルヒライス。
ドイツではデザート用として売られていますが、関係ない!
日本米と同じ丸い粒ですが水をあまり吸収しないため、炊く前に少し水に浸しておきました。
日本米でも亜麻仁ごはんを炊いてみたい、、と小さな夢をもちながら。
今日も美味しくいただきます!